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梅雨は意外とお得? 引っ越し業者の賢い選び方

一般的にオフィスの引っ越しは、雑費の勘定科目として扱われます。雑費は経費となる為、できる限り節約したいところです。

だからといって安さだけで業者を選んでしまい、備品の破損や紛失があっては意味がありません。価格を抑えつつも、しっかりとしたサービスを提供してくれる業者を選びたいところです。

そこでお勧めなのが梅雨時の引っ越しです。3~4月の繁忙期、5月のゴールデンウィークの引っ越し需要が一段落し、料金が安くなる時期が6~7月です。また引っ越し業界にとって梅雨時は閑散期なので、経験を積んだベテラン作業員が配備される確率も高く、クオリティーのよいサービスが期待できます。

そこで今回は、意外とお得な梅雨時の引っ越しのメリットと、引っ越し業者の選び方のポイントをご紹介します。

狙いたいのは“梅雨時の平日”

どのような業界でも繁忙期と閑散期があります。業者によって多少の違いはありますが、引っ越し業界の繁忙期は3~4月、そして10月です。

また、子供が夏休みに入る8月が繁忙期という場合もあります。これに対して閑散期は11~2月、そして梅雨時の6~7月です。

これだけを見ると、同じ閑散期なら雨があまり降らない11月~2月の方がよいのではないかと思うかもしれません。しかしこの時期は、年末や年度末近くということもあり、引っ越す側の方が忙しくなりがちです。引っ越し料金は安いけれど、業務に追われて引っ越しどころではない時期です。

つまり、お得な価格でオフィスの引っ越しをするのに最適な時期は、梅雨時の6~7月がベストになります。さらにいえば、6~7月でも、比較的忙しい月末月初や週末を除いた日、つまり中旬の平日が、より安くてベテラン作業員が担当になる可能性が高くなります。

オフィスの引っ越しにベテラン作業員が重要な理由

オフィスの引っ越しは一般的な住居の引っ越しに比べ、多くの確認、手配、作業が必要となります。また取引先やお客さまにご迷惑をかけることのないよう、業務を中断させることなく進める必要もあり、慎重さが必要です。

オフィスには機密文書や社外秘の書類も多いので、作業をスムーズにトラブルなく進めるためには、できれば学生アルバイトなどよりはベテラン作業員にやってもらうことが望ましいといえます。

そういった意味でも6~7月は学生アルバイトも少なく、春やゴールデンウィークの繁忙期を経験した作業員が、閑散期ということで複数人配備されやすいため、一番おすすめの時期であるといえます。

オフィスの引っ越しに特化した複数業者に見積もりを依頼する

最適な業者を選ぶには、オフィスの引っ越しに特化した複数の業者に見積もりを依頼し、価格やサービスをしっかり比較検討することがポイントとなります。また見積書だけで選ぶのではなく、見積書を見た上で直接、複数の業者の担当者に会って話し合いましょう。不明点などはすべて明確にしておくことが重要です。

特別な事情でもない限り、オフィスの引っ越しを頻繁に繰り返すのは避けたいところです。引っ越しが始まってから「失敗した!」と後悔しないよう、業者・引っ越し時期の選択はしっかりと検討しましょう。