COLUMN
コラム
「オフィスで害虫なんか見たことない。害虫駆除は必要ない」――。そう考える方も多いかもしれません。
でもゴキブリやネズミは人の気配に非常に敏感な為、人目に触れることはほとんどありません。でも見たことがないからといって、害虫がいないわけではありません。しかも害虫によっては食中毒を引き起こしたり、伝染病の菌をオフィスに撒き散らしたりする可能性もあるのです。
どんなに新しいオフィスビルでも、ゴキブリやネズミは食べ物さえあればどこからでも侵入してきます。また夏になり食べ物の管理が徹底していないと、ハエや蚊といった害虫が大量発生する危険もあります。
そこで今回は害虫が発生する夏を前に、オフィスの害虫対策をご紹介します。
オフィスに害虫が侵入してくる理由
オフィスに害虫が侵入してくる理由。それはズバリそこに食べ物があるからです。もちろんオフィスは、家庭や飲食店などに比べて食べ物は少ないかもしれません。しかし実際には休憩室や給湯室に冷蔵庫があったり、スタッフがお弁当やお菓子を持ち込んだりと少なからず食べ物が存在します。
またオフィスが入っているビルに飲食店が入っていれば、オフィスに害虫が侵入してくる確率はより高まります。つまり害虫がまったくいないビルはあり得ないのです。
害虫駆除をしないことで起こる3つのリスク
害虫の存在を知りつつも、そのまま何もせずに放置しているとオフィスはどうなってしまうのでしょう?
【1】仕事に対するモチベーションが下がる
ゴキブリやハエがいるオフィスでも、気にせず働きたいと思う人はいません。見た目も良くありませんし、そういったオフィスでは働く為のモチベーションも下がってしまいます。
【2】食中毒や伝染病のリスクが高まる
ゴキブリやネズミがいた場所にある食べ物を口にすると、食中毒や場合によっては伝染病に感染する恐れがあります。万が一、お茶菓子として来客に出して感染させてしまったら……。会社の信用は大きく失墜してしまいます。
【3】電気製品の故障の原因となる
「ネズミやゴキブリがコードをかじることでショートして、OA機器やパソコンが故障してしまう」。このようなケースはどこでも起こりうることです。場合によっては、それが原因で火事になってしまう危険もあります。
オフィスの害虫被害を防ぐには掃除を徹底すること
最近の害虫は殺虫剤に対する耐性ができてしまい、簡単には効かない場合があるそうです。もし市販の害虫用殺虫剤などを使っても害虫が減らないようであれば、オフィスの害虫駆除を手がける専門業者に依頼することをお勧めします。
また害虫駆除をしても、その後何もしなければ害虫はすぐに増えていきます。駆除をすると同時に増やさない対策も必要です。その為には、まずオフィスの掃除を徹底することがポイントです。
食べ物をデスクの中や棚の上などに置きっぱなしにせず、必ずその日のうちに処分すること。無理であれば、冷蔵庫に入れるなどしてオフィス内に食べ物を置かないように心がけましょう。
夏がくる前に、オフィスの衛生環境を見直しましょう
夏はハエやゴキブリなど、1年のうちでも害虫が最も増える時期です。事前にしっかりと対策を行い、清潔なオフィスを目指しましょう!