COLUMN
コラム
皆様、初めまして。オフィスルでデザイナーをしています倉地 心平です。
私たちオフィスルは、働く人が思わず自慢したくなるような、訪れる人が企業の本質を感じられるようオフィスデザインを追求しています。
こちらのコラムを通して皆様にオフィスデザインの持つ役割や、オフィスに関するためになる情報をお届けしていきます。このコラムが、皆様のビジネスへの熱い想いと、私たちのオフィスデザインへの飽くなき追求を結びつけるキッカケになれば嬉しい限りです。
これから末永いお付き合いをよろしくお願いします。
さて、記念すべき最初のコラムは、「オフィス移転のベストタイミング」についてお知らせします。
まだ社員も少なく、それほど広いオフィスが必要なかった企業直後。少しずつ規模が拡大し、社員数が増えていくにつれ、それに応じた広さのオフィスが必要となってきます。
オフィス移転で大切なポイントは、一時的な拠点にするのか、それとも将来的に長く拠点として利用できる場所にするのかの見極めです。そして、それと同じくらい重要なポイントが移転のタイミングです。
企業経営では、固定費の削減が需要な課題の一つです。もし不動産業界の繁忙期と移転がバッティングすると、家賃交渉を優位に進めることができず、結果として固定費が上昇する可能性だってあり得ます。そういった意味でもオフィスの移転には、タイミングをしっかりと考慮する必要があります。
不動産業界の繁忙期は“年明け”と“初秋”
いきなりですが質問です。不動産業界の繁忙期はいつでしょう? 地域や不動産業者の規模によっても多少の違いはありますが、一般的には年明け1~3月、そして9~10月の初秋が不動産業界の繁忙期と言われています。
特に3月は1年の中で、もっともオフィス移転が多い月。年間の移転日の約30%が3月に集中して言われます。また9~10月も3月ほどではありませんが、年内での移転を予定している企業が動き出し、年明け3月の移転を予定している企業も動き始めるため、大変込み合います。
絶対避けるべき3つのデメリット
繁忙期に移転をするデメリットは大きく分けて3つあります。
(1)良い物件を見つけにくい
(2)引っ越し業者の費用も割高になる
(3)家賃交渉を優位に進められなくなる
“新たなシーズンを新たな場所で迎えたい――”、そう思う気持ちは分かります。でもこれらのデメリットを避ける為にも、オフィスの移転は不動産業界の繁忙期を避けた方がベターでしょう。
自社の繁忙期もNG!
それからもう一つ、オフィス移転のNGタイミングが自社の繁忙期です。不動産業者との交渉はもちろん、役所や電気・水道の手続きなど、さまざまな手間が付随します。移転により本来の業務が滞ってしまっては、本末転倒です。
それに万が一、移転先でネット環境が上手く整わなかった場合、その損失は計り知れません。ネットが快適に使えるかどうかは、現代の企業にとって死活問題です。もしネットの不具合と繁忙期が重なってしまったら……。想像するだけでもゾッとしてしまいます。
しっかりとした情報収集でベストな移転を
オフィスの移転は企業にとって大きな転換期です。それだけに費用をできるだけ抑えた移転をすることが、将来的にも重要となってきます。
その為には、直前になって慌てて動き出すのではなく、あらかじめ少し余裕を持った計画を立てましょう。最低でも半年前から動き出すことが、ベストなオフィス移転のポイントとなるでしょう。
ベストなタイミングで移転して、気持よく新しい環境でスタートしましょう。