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環境が仕事を変える!生産性があがるオフィスデザインとは?

 

「生産性向上」――経営者であれば頭を悩ませないわけにはいかない問題でしょう。もちろん、経営者の方はこの課題を解決する為に既にさまざまな取り組みを行っているはず。しかし、なかなかそれが実を結ばない、成果が見えてこないと感じている方も多いのではないでしょうか。

生産性を担っているのは、会社で働いている従業員(ワーカー)たち。ワーカーのモチベーションを高めたり、働きやすいように「環境を整備すること」が生産性向上には必要です。そこで近年、ワーカーの働く環境、つまり「オフィス」を“変革”させる「オフィスデザイン」が注目されています。

生産性向上を課題に感じている経営者の方、オフィスそのものを見直す準備をはじめてみませんか? ここでは、生産性があがるオフィスデザインの「ヒント」をご紹介します。

 

オフィスの「課題」を見つめる

「働きやすい空間で働きたい」――これは、オフィスに在籍するすべてのワーカーが等しく思っていることでしょう。では、それぞれのワーカーが感じる「働きやすさ」も同じものでしょうか? 答えはNOです。たとえば自分のデスクに向き合って作業を進めるエンジニアと、周囲の人とコミュニケーションを取ることが重要な営業職では理想的な職場環境は異なるでしょう。

エンジニアには静かで集中できるクローズな環境を、営業には自由に交流が取れるようなオープンな環境を用意することが望ましいはず。ワーカーから何を求められているのか、また何を与えることでワーカーが働きやすくなるのかを意識したオフィスデザインが重要です。

 

コミュニケーションのあり方を考える

従来のオフィスは、ワーカー同士が気軽に話し合えるようなコミュニケーションスペースが少なく、チームワークを活かした働き方に順応していませんでした。その為、ワーカー同士の交流がデスク周辺で行われ、静かな環境で集中して作業したい人の作業効率を低下させることも決して珍しい光景ではありません。

働き方そのものも、個人主体からチームワーク主体に移り変わっています。しかし「働き方」と「働く為の環境」が噛み合っていない現状では、仕事の効率も奮わず、ワーカーのモチベーションも低下してしまうでしょう。これでは生産性の向上は見込めません。

求める働き方に即した「オフィスデザイン」を

働き方に即したオフィスデザインがワーカーの生産性を向上させ、経営者の課題を解決します。もちろん、その為には会社の事業内容や事業規模、ワーカーの数などを総合的に考え、綿密に計算したうえでのオフィスデザインが必要。ただワーカーの要望を一から十まで聞いて実現すればいいというものではない、という点にご注意ください。