COLUMN
コラム
「騒がしくて仕事に集中できない!」「空調や照明が整備されていなくて、オフィス環境が最悪……」「収納スペースが足りない!不便!」など、オフィスに不満を感じている人は意外と多いものです。そこで今回は「ストレスを感じる悪いオフィスデザイン」の事例をご紹介します。
人がストレスを感じるポイントを把握することで、自社のオフィスデザインやオフィス環境を見直してみてはいかがでしょうか?
ストレスを感じる悪いオフィスデザイン ~レイアウト編~
ストレスを感じるポイントは人によって異なるものです。自分ではそれほどではないと思っていることであっても、他の人からすると大きなストレスになっていることは珍しくありません。
まずは、オフィスのレイアウトによってストレスを感じてしまう例を3つご紹介します。
その1.空調の効き具合に関するストレス
1つ目は空調が効かない、もしくは効きすぎるといった問題です。オフィス内の適正温度に関しては男女間で異なります。また外回りが多い営業職と、内勤メインの事務職でも温度の感じ方は異なります。空調の風が直接当たる場所にデスクを配置するオフィスデザインは、多くの従業員にストレスを与えてしまいます。
その2.収納スペースが足りないストレス
好調な業績に合わせて従業員数が増えていくと問題になってくるのが、この収納スペースの関するストレスです。従業員数が増えればその分、荷物が増えるのは当然です。仕事量が増えると同時に、資料や新しいOA機器も増えていきます。収納スペースに入りきらない分がデスクの上やオフィス内に散乱することで、作業効率も悪化し大きなストレスとなります。
その3.オフィス内の導線の悪さからくるストレス
オフィスデザインはトータルで考えることが重要です。部署ごと課ごとでキッチリと分割してレイアウトをしてしまうと、それぞれの部署や課内では良くても全体の導線が悪くなってしまうことで、移動するたびにストレスを感じるという結果になりがちです。
ストレスを感じる悪いオフィスデザイン ~コミュニケーションスペース編~
会社ではチーム単位で業務を遂行することが多いもの。スムーズに業務を遂行するためには、従業員同士がコミュニケーションを密にすることが重要です。逆にいえば、スムーズにコミュニケーションが取れないオフィスでは、業務が滞りがちになりストレスが溜まることにつながります。
オフィス内でコミュニケーションが取りにくい理由に一つに、従業員の数に対してオフィスが狭く、コミュニケーションを取る場所が少ないことが挙げられます。会議室を使おうにも予約が一杯で自由に使えず、別の場所で打ち合わせをしようと思ってもスペースがないといったオフィス環境では、有益なコミュニケーションが取れずにストレスが溜まるばかりです。
さようならストレス! 気持ちよく働けるオフィス環境をつくるには?
従業員がストレスを感じることなく気持ちよく働けるオフィス環境をつくるには、デスク同士の間隔や収納スペースの確保、空調の場所など、最低限の環境整備を行ったうえで、オフィス全体の導線を考えたレイアウトを作成することが肝心です。自社のワークスタイルを前提に、それぞれが集中して働ける環境をつくり出すことが、ストレスフリーなオフィス環境への第一歩となります。
そしてもう一つ重要なのが、コミュニケーションスペースの充実。従業員数に見合った会議室を確保しましょう。もし難しい場合はフリースペースを設け、いつでも誰でも集まって打ち合わせができる環境を整えることで、従業員同士のコミュニケーションを損なわないように心がけましょう。
またフリースペースはリフレッシュスペースとしても使えるように、少しゆったりとしたソファーを置くなど、普段の作業スペースと変化を加えることで、従業員の居心地の良さをアップさせる効果も期待できます。
少しの心がけでオフィス環境は大きく変わる
オフィス環境が少し変わるだけでも従業員の満足度は大きく変わってきます。今のオフィスは従業員にとってストレスが溜まらないオフィス環境でしょうか?
改めて自社のオフィス環境を見直し、気持ちよく働けるオフィスづくりを目指しましょう!