COLUMN
コラム
オフィス移転の作業時にはしっかりと養生をしましょう。正しく養生をしておかないと、オフィス移転の作業中に、ダンボールやオフィス家具などでオフィス内の壁や柱、エレベーターを傷付けて恐れがあるからです。せっかくのオフィスが傷付いてしまったら残念ですよね?
このコラムでは、養生の大切さや養生方法をご紹介する事で、安全でスムーズなオフィス移転に役立つ情報をお伝えします。
そもそも「養生」ってナニ?
養生とは、荷物の出し入れや運搬をする際に傷が付かないように、予めガードをしておく事をいいます。一般的には引っ越し業者が行う為、自分でやる事はないかもしれません。でも「まだ社員数が少ないから、自分たちだけでも引っ越しができてしまう」「経費を抑えたい」といった際には、自分たちで養生を行う事もできます。
養生が必要な箇所ってどこ?
マンションやオフィスビルの引っ越し場面で、引っ越し業者が養生をしている光景を見た事がある方もいつかと思います。養生を実施する箇所は、玄関や階段、エレベーターなどの共用部分、そしてオフィスの中と、荷物が移動する部分すべてに養生が必要です。
経費を抑える為に自分たちで養生をしたけれど、しっかりと行わなかったので傷を付けてしまったとなれば、補修・修繕などでかえって経費がかかってしまう事もあります。養生は手を抜かずに、しっかりと実施しましょう!
こんなにある! 養生に必要なアイテム
次に養生に必要な養生材についてご紹介します。玄関、エレベーターの床には床養生用の「青ベニア」。エレベーターの壁、オフィス内の壁には壁養生用の「プラベニア」。そしてその壁養生材を固定する「ウォールキーパー」。階段や窓を覆う為の「ブルーシート」。間口やコーナーをカバーする「ジャバラ」。さらにそれぞれを固定する為の「マスキングテープ」「養生テープ」などが必要となります。
養生材はレンタルがお勧め
これらの養生材は、引っ越しの際にしか使用しない物ばかりなので、購入しても次のオフィス移転まで使い道がありません。また保管するにも場所が必要となりますので、専門業者からレンタルする事をお勧めします。
利用する量によってレンタル価格は変わってきますが、自分たちで引っ越しできるぐらいの荷物量とオフィスの広さであれば、それほど高価にはならないはずです。購入して保管して手間を考えれば、レンタルした方がお得です!
養生を実践してみる
移転先が決まり養生材の準備も終われば、後は実際に養生をしていくだけです。基本的には荷物の通り道に養生材を設置していきますが、注意点としては、固定をしっかりとする事です。
養生のポイントは「しっかりと固定」
床にしても壁にしても、養生材をしっかりと固定しておかないと、荷物を移動する際に滑ってずれてしまいます。そうすると養生材と床や壁の間に隙間ができて、その部分に傷が付いてしまいます。それを防ぐ為に、隙間を作らずウォールキーパーや養生テープ、マスキングテープなどでしっかりと固定しましょう。
養生でスムーズなオフィス移転を
オフィスが入居するビルは、自社ビルでもない限り多くの方と共用して利用します。養生をしっかりと行わなかった為に傷を付けてしまうと、賠償しなければいけなくなる事態に陥るかもしれません。また問題はされだけでなく、これから何年も過ごす事になるビルを粗雑に扱う事で、会社自体のイメージダウンにもつながりかねません。
入居者同士がお互いに気持ちよく利用する為にも、オフィス移転時には養生をしっかりと行いましょう。