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黄色はオフィスに適した“ビジネスカラー”

 黄色はオフィスに適した“ビジネスカラー”

 

オフィスをデザインするうえで、カラーリングはデザインの出来栄えを左右する大切な要素。基調とする色、アクセントとして使用する色など、カラーリングによってオフィスのイメージは大きく変わってきます。

 

ところで皆様は、ビジネスと相性の良い色をご存知ですか? もしかするとその色をオフィスデザインに取り入れる事で、業務に良い効果をもたらすかもしれません。そこで今回は、ビジネスと相性が良いと言われる色の利用方法や、その効果についてご紹介します。

 

 

 

 黄色にどんなイメージを持っている?

 

皆様は黄色にどんなイメージをお持ちですか? 一般的には「元気な印象」「楽しい」「優しい」「華やか」「緩やか」といった、明るいイメージをお持ちだと思います。太陽や星などを描くときでも黄色が使われる事が多いように、黄色は有彩色の中で一番明るい色です。

 

黄色が持つ効果としては、信号の注意表示で使われている事からも分かるように、「人の注意力を引き出す」「集中力を発揮させる」「判断力をアップさせる」といった事が挙げられます。

 

 黄色と橙色は最強の組み合わせ!?

 

また黄色には、交渉やお願いを上手にさせる効果があると言われていて、相手には頼りにされた喜びを感じさせる効果があるそうです。そして黄色に橙を交ぜた黄橙色は、黄色の明るく開放的な力、そして橙色の目的達成に向けて動こうとする力の効果が組み合わさり、相手を褒める言葉が出やすくなります。

 

これを上手くオフィスデザインに取り入れれば、ビジネスにも大きな効果を生み出せるかもしれません。

 

 

 

h2 黄色がオフィスにもたらしてくれる効果

 

それでは、オフィスの中で黄色のもたらす効果を具体的にご紹介していきます。

 

エントランス

エントランスに黄色を使う事で、来訪者に明るく、快活なイメージを持ってもらう事ができる。使い方としてはアクセントではなく、基調の色として、壁一面など大きい場所を使ったアピールが効果的。

会議室・ミーティングルーム

会議や打ち合わせを行う場所では、黄色が集中力や判断力をアップさせる事で、新たなアイディアが生まれやすくなる。全面を黄色にすると少しうるさい感じになってしまう為、壁の一部分、デスク、チェアの一部分などアクセント的に黄色を取り入れるのがお勧め。

商談ルーム

黄色が持つ、頼りにされた喜びを感じさせる効果を活かし、来客者が座る上座から見える位置の壁やパーテーションを黄色にする。こうすれば、商談がスムーズに進む確率がアップ。

事務スペース

普段、業務を行う事務スペースにも黄色の持つ効果を上手く活用。例えばデスクの天板を黄色にする事で、注意力がアップし、気持ちの切り替えがしやすくなる。また床を黄色にすれば、快活なイメージが生まれ、スタッフ同士のコミュニケーションも活発になり、相手を褒める言葉が出やすくなる。モチベーションアップにもつながる。

 

 黄色を上手く取り入れてオフィスを活性化

 

黄色をオフィスに取り入れる、「少し派手じゃない?」と思われる方もいるかもしれません。しかしご説明したように、黄色はビジネスと非常に相性が良く、スタッフ間のコミュニケーションアップも期待でき、集中力・判断力をアップさせる効果もあるなど、多くのメリットを生み出す“ビジネスカラー”です。

 

最初はそれほどコストもかからない、パーテーションや壁の一部分のみに黄色を取り入れる事から始め、効果を見ながら広げていくといった事もできます。オフィスを「イメチェンしたい!」といった場合には、積極的に黄色