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COLUMN
コラム
女性の社会進出が目ざましい現在。企業を経営していく上で、女性は欠かせない存在です。
急速に少子高齢化が進む日本では、今後はどんな業界・業種・職種であっても、男性だけでは立ちいかなくなるでしょう。そうした中で企業が生き残るには、女性の採用率・定着率を上げることが経営の絶対要素となります。
しかし現実には、女性が働きやすいオフィスを実現している企業は、まだまだ多くないようです。
そこで今回は、女性の採用率・定着率を上げる「女性が働きやすいオフィスデザイン」について考えてみましょう。
女性目線でオフィスを眺めてみる
女性の採用率・定着率を上げるのに、大切なポイントはオフィス環境の改善です。女性の社会進出が当たり前となったとはいえ、まだまだ多くのオフィスは男性目線でつくられています。
男性目線のオフィスは、見た目よりも効率性を重視しがちです。シンプルですが、雑然としていて殺風景なオフィスとも言えます。
温度も女性に優しい心づかいを
エアコンなどの空調温度も、男性に合わせて設定されるので、女性からは「夏でもひざかけが欠かせない!」という悲鳴が上がります。すべてを女性向けに変える必要はないかもしれませんが、シーリングファンやサーキュレーターなどで、オフィスの温度設定を調節する心づかいは欲しいものです。
外光を取り入れた明るい雰囲気づくりや、観葉植物や絵画などを飾り、男性に女性にも快適なオフィス環境をつくることが、女性の採用率・定着率を上げるための第一歩でしょう。
出産後も働けるオフィス環境で少子化に歯止めを
女性が好むデザイン、設備の設置だけが女性が働きやすいオフィスではありません。妊娠・出産後も快適に働ける環境が、今の日本にはいちばん必要なことかもしれません。
産休や子どもの急病による休暇の取得などを就業規則にしっかりと明記する。そして周りの社員のフォロー体制を整える――、そうした面の環境づくりも必要でしょう。
保育園の待機児童問題など、働きたくても働けない女性が多く存在する現在。女性が気持ちよく、快適に働けるオフィス環境をつくることは、採用率・定着率を上げる最大の施策であるといえるでしょう。