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小規模オフィスのオフィスデザイン、レイアウトの極意

5~10名ほどを想定した小規模オフィスは、レイアウトにこだわることで生産性や業務効率を格段に向上できる可能性があります。一見、狭いオフィス空間ではそこまで配置や導線を考える手間がないようにも思えます。でも、その空間を最大限活用しなければ、大きな不便が生じてしまう可能性が考えられます。

 

例えばコンセントの数。パソコンが必須な現代では、コンセント数が少なく、タコ足配線で済ませてしまっているようなオフィスでは、火災の危険性さえあります。狭いオフィスではできることが限られるからこそ、こだわって決めてレイアウトを決めたいもの。そこで今回は小規模オフィスのデザイン、レイアウトについてご紹介します。

 

小規模オフィスのメリットとは?

デザインやレイアウトにこだわろうと思っても、「狭いオフィスではたいしたことはできないのでは?」と思うかもしれません。しかし実際には小規模オフィスだからこそのメリットがあり、それを活かせば狭いオフィスでも十分にデザイン、レイアウトにこだわることが可能です。

 

メリット1:大規模オフィスに比べてオフィス作りのコストがかからない

大規模オフィスでデザインを変えようと思ったら相当なコストがかかります。しかし小規模オフィスであれば、デザインにかかる費用や購入する家具のコストは低く抑えることが可能です。

 

メリット2:統一感のあるオフィスを作りやすい

コンセプトさえしっかりと決めてしまえば、小規模オフィスのほうがコンパクトなため、統一感のあるオフィスが作りやすくなります。

 

小規模オフィスデザインのコツ

それでは具体的に、小規模オフィスで快適なデザイン、レイアウトをするためのコツをご紹介します。

 

コツ1:コンセプトを明確にする

「来客が多いので応接スペースと執務スペースを明確に分ける」「オープンオフィスにして、スタッフ同士のコミュニケーションを活性化させる」など、どんなオフィスにしたいのかを決めてコンセプトを明確にします。狭いオフィスだからこそ、コンセプトが明確でないとごちゃごちゃとしたオフィスになる可能性が高まります。

 

コツ2:使い勝手を考慮した配置を考える

コンセプトが決まったら具体的なレイアウトを考えていきます。この際、一番考慮すべきは使い勝手です。狭いオフィスでは動線をしっかりと決めておかないと、生産性や業務効率が格段に落ちてしまいます。コンセントの配置なども含め、動線を中心にレイアウトを決めていきます。

 

コツ3:小規模オフィスのメリットを活かし、ワンランク上の家具を

大規模オフィスに比べ購入するものが少なくて済むメリットを活かし、デスクやチェアなどワンランク上のものを揃えることをおすすめします。快適な環境を作ることで生産性や業務効率も上昇します。

 

小規模オフィスデザイン最大の極意は「シンプル」

 

小規模オフィスで快適な業務を行えるようにするデザインやレイアウトのポイントは「シンプルさ」にあります。無駄なものが多ければ多いほど、雑然としてしてしまい、足の踏み場もなくなってしまいます。小規模オフィスでは、大規模オフィス以上に無駄をそぎ落としていく必要があります。まずはいらないもの、使わないものを処分する。そこからデザイン、レイアウトを考えていくことが、小規模オフィスのオフィスデザイン、レイアウトの極意です。