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オフィスデザインにおけるカラーコーディネートの基礎知識

オフィスデザインをする際、基調となるカラーについて悩んでいる企業は多いのではないでしょうか。一般的にオフィスで使われているカラーといえばグレーやホワイトといった抑えめのカラーを連想されるかもしれませんが、最近では赤や黄色、青といった派手目な色を基調としてオフィスデザインをする企業も増えています。そこで今回は、オフィスデザインするうえで大きなポイントとなるカラーコーディネートの基礎知識をご紹介します。

 

カラーコーディネートの基本を知る

 

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近年、スタッフの集中力アップや生産性の向上に役立つとして、オフィスデザインの中でも、色の使い方に注目が集まっています。そこで知っておきたいのが、カラーコーディネートの基本です。色は大きく赤、青、黄色といった色味のある「有彩色」と、黒、白、グレーといった色味のない「無彩色」の2つに分けられます。これらのどちらかまたは二つを上手く組み合わせることで、コーディネートが決まります。

 

また有彩色にはそれぞれ「色相」、「明度」、「彩度」という3つの特性があります。色相とは、色みを表すもので、赤に近い、青に近いなど色みを判断するための尺度になるものです。この色相を順序立てて円環にして並べたものを色相環といい、隣り合った色、反対にある色などの組み合わせを見る際に活用します。

 

次に「明度」とは、その色が暗いか明るいかを示すものです。反射率100%の白の面が明度10となり、0~10の数値で表します。彩色は「色相」、「彩度」はなく、この「明度」だけがあります。

 

最後に「彩度」とは、色の鮮やかさを示すものです。無彩色を0として、そこから離れていくほど彩度が増し、もっとも彩度が高い色を純色といいます。カラーコーディネートを行う際はこの「色相」、「明度」、「彩度」を基準にして行います。

 

色が人に与える影響を知る

色が人にさまざまな影響を与えることはご存知かと思います。ここでは具体的にどの色がどういった影響を与えるのかについてご説明します。

 

◇青、パープル系

安心感や落ち着きを与える色です。また集中力や想像力を高める色でもありますので、執務スペースにおすすめの色です。

 

◇グリーン系

心身の疲れを癒し、リラックス効果のある色です。壁や床以外でも観葉植物を多く取り入れることで、オフィスのイメージを大きく変えることができます。休憩室やカフェスペースにおすすめの色です。

 

◇赤、オレンジ系

赤やオレンジといった暖色系の色は、スタッフのモチベーションや活発さを向上させる色です。また明るく華やかなイメージがあるため、エントランスなど人の出入りが多い場所に活用すると高い効果を発揮します。

 

◇黒系

重厚感や高級感を演出できる色です。オフィスでは会議室や応接室などでよく使われています。ただしあまり黒を多用すると部屋が狭く感じ、圧迫感を与えてしまうので、ソファーなどインテリアに黒を取り入れるとよいでしょう。

 

コーポレートカラーなども考慮して最適な色の選択を

新しいオフィスのカラーコーディネートをする際には、ここまでご説明した色の基本を参考に、自社ブランドの融和性も考慮して内装イメージを決めていきます。基本的にはコーポレートカラーを中心に、それぞれの部屋に合った色を差し色に使うとよいでしょう。そしてその際には、色相環などを使い、色の組み合わせを決めていくことで、長時間いても疲れず、働きやすいオフィスが実現します。