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コラム
最近、大手企業を中心にオフィスをフリーアドレスにするケースが増えています。ただフリーアドレスを導入したくても、これまでの固定席からフリーアドレスの移行となると、なかなか簡単には踏み切れないといった経営者の方も多いのではないでしょうか。そこで今回はオフィス移転をきっかけにフリーアドレスを検討している方に向け、フリーアドレスを導入することのメリットについてご紹介します。
そもそもフリーアドレスとは?
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最近よくフリーアドレスはメリットが多いと聞くので自社でも導入を検討したいものの、具体的にどういったものなのだろうといった方は少なくないと思います。そこでまずは簡単にフリーアドレスがどういったものなのかについてご説明します。
フリーアドレスとは、外資系企業やIT企業などが1990年代後半からオフィスに導入をし始めたもので、これまでの自分の席といった概念をなくし、どこでも自由に座って作業を行えるようにしたスタイルのことをいいます。ちなみにフリーアドレスとは和製英語で、海外では「ノンテリトリアルオフィス」と呼ばれています。
ザイマックス総研が2017年1月に発表した「大都市圏オフィス需要調査2016<働き方の変化とオフィス編>」(https://soken.xymax.co.jp/2017/01/30/1701-office_demand_survey_2016_2/)によると、オフィス全体で導入が5%、一部導入済みが13%とまだ20%に満たない程度ではありますが、情報通信業では全体、一部導入の合計が30%を超えるなど、導入がかなり進んでいる業種もあります。
フリーアドレスを導入することのメリット
業種によってはすでに導入が進んでいるフリーアドレスですが、いったいどういったメリットがあるのでしょう。
1.部署、チームの垣根を超えたコミュニケーション活性化が実現する
これまでの固定席であれば、部署やチームで席が固まっていました。そのため、その中でのコミュニケーションは濃くなりますが、同じ社内にいても部署、チームが違えばまったく交わらないといったことも珍しくありません。
しかしフリーアドレスにすれば、部署やチームはもちろん役職も関係なく自由に席を決めることが可能になります。これによって部署やチームを超えたコミュニケーションが発生し、今までになかった新たなクリエイティブが生まれるきっかけにもなります。
2.オフィスの省スペース化が実現する
フリーアドレスは、営業社員など一日の大半を社外で過ごす社員の席を用意する必要がないため、オフィスの省スペース化が実現します。また社員を増員した場合でも、数人程度であれば新たに机を用意することもないので、コスト削減にも効果を発揮します。
3.ペーパーレス化が進み、オフィスの環境美化が実現する
自分の机がないということは、紙書類をしまっておくスペースもなくなるため、フリーアドレス導入をきっかけにペーパーレス化を推進することも可能になり、業務効率化も進みます。そしてそれと同時にオフィス内に紙資料が散乱するといったこともなくなり、環境美化にもつながります。
オフィス移転をきっかけにフリーアドレスの導入を
フリーアドレスの導入は、大幅なレイアウト変更を必要とするため、通常であればなかなか導入に踏み込めません。しかしオフィス移転を検討されているのであれば、導入の大きなチャンスです。新たなオフィスで心機一転、フリーアドレスを導入したいといった場合はぜひ、ご相談ください。